ブータンのツェチュ”十日”祭り及びチャムと呼ばれる仮面舞踊は、チベット仏教を最も特徴付ける要素の一つであり、かってはチベット仏教圏の各地で見られました。それは、祭りという民衆が最も主体的・積極的に参加する催し物であるがゆえに、社会全体が凝縮しているといえる。それが、外部からの影響に左右されることなく、現在でも伝統的な形で行なわれるのは、もうブータンだけであろう。そのブータンも近代化・計画経済に着手し、刻一刻と変貌している。

ブータンの祭りといえば、まずツェチュを思い浮かべ、ツェチュと聞くだけで、もう祭り気分になる。ブータン各地で四季を通じて催されるツェチュは、まさにブータンを代表する祭りである。ツェチュそのものには、厳密に祭りという意味は全くなく、また祭りという意味するゾンカ語は別にあるし、ツェチュに似た法要・祭りは他にはいくつかある。

代表的なツェチュは、パロ、ティンプー、ワンディポダン、トンサ、シェムガンで開催されます。中央ブータンのブムタンで開催されるジャンベ・ラカン、タンビ及びタムシンの祭りは、パラ・チョッパ(八月供養)と呼ばれる法要である。

ブータンのツェチュ(お祭り)