魅了された王国

ブ ータン王国について尋ねると、そこは『最後のユートピア』、『神々が住す神秘な処』など、とてもロマンチックで、そして、静かで神秘的なイメージの国と言われています。『龍の土地(The land of Thunder Dragon)』とも言われているブータンは、独自のアイデンティティを備えた特徴的な国として、何世紀も孤立していました。

昨今、ブータンは、とても誉れの高い第4代国王によって、世界で最も若い民主主義国家となりました。ブータンの開発哲学は、国民総生産(GDP)ではなく国民総幸福(GNH)です。 また、ブータンの伝統、文化、および環境は国家をあげて保護されています。そしてブータン仏教徒はヒマラヤの中で無類の動植物とともに育まれ、今ではあまり見ることができない最後の仏教徒の生き方をしています。

ブータンは、世界の数ある訪問先の中でも、ほんの僅かな旅行者しか訪れることがない国として位置づけられています。しかし、それには、ブータンの豊かな文化的遺産を保持するために設計された『僅かであっても高価値』という観光方針と関係があります。それゆえ、訪問する人々は、その現代性と伝統および美の調和されたバランスの中で暮らす人々とその世界を見ることでしょう。

ブータン基本情報

ブータンの人々の主たる目標が幸福であることは、驚くことではない。ブータン政府が全国民に命じていることさえ、全国民の幸せである。これは経済の発展”大部分の人類のゴール”は、真のゴールである幸せの一つの手段でしかない。

正式名称    (和文)ブータン王国 (英文)Kingdom of Bhutan
政体       立憲君主制
元首       ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク5代国王
首都       ティンプー
面積       3万8394平方km
森林率      国土の72.5%
人口       約68万人(2009年 ブータン資料
言語       公用語:ゾン語(ゾンカ語)
国教       ブータン仏教(密教、チベット仏教ドゥク派)
在留日本人   117人(2011年10月3日現在)
気候       北部は山岳性気候、首都ティンプーのある中部は内陸性、南部は亜熱帯性気候に属する。首都ティンプーは長野県の気候に近く、日本の6~8月が雨季、9月~5月が乾季。
日本との時差   マイナス3時間
国番号      975
国家の木     糸杉(Cypress)
国鳥       ワタリガラス
国技       アーチェリー
国家の動物    ターキン
植物       植物5,500種、薬用植物300種、ツツジ類50種、ラン600種
国民の日     12月17日
電気       220 / 240ボルト
通貨       ニュルタム Ngultrum [Nu](インドルピーと等価) ※1ニュルタム約1.5円(2016年7月現在)
国立公園と保護区 ブラック・マウンテン国立公園、Phipsoo自然保護区、Thrumshingla国立公園、Kulong Chhu自然保護区、Sakteng自然保護区、Khaling自然保護区、Toorsa自然保護区、Jigme Dorji国立公園、マナ国立公園

ブータン略史

9世紀北方から到来したチベット人がヒマラヤの先住民と融合。17世紀ラマ教の高僧ガワン・ナムゲルが元国都に相当する地域での聖俗界の実験を把握。厳しい山岳地帯にまばらに点在する封建的共同社会から発展し、聖職者や政府によって行政統治され進歩的な農業社会に比較的短い時間で発展してきました。里龍の国は、新しい世紀に入り、モダンな官僚制度でグローバライゼーションの圧倒的な力に対抗しようとしています。

最初の2人の王、Ugyen WangchukとJigme Wangchukは、伝統的な階級制文化統治により国民を完全な君主制の下に統治しました。この頃のブータンは、中国とインドの間に位置した小国に対する脅威を感じ鎖国する道を選びました。

1950年代に3代目王が近代化の概念を導入し、1961年に計画的な近代化の正式なプロセスを開始しました。インドが主なサポーターとなり、1972年に国連に加盟、ブータンは徐々に世界に向けて開国し、21カ国と国交を樹立しました。

4代目ブータン国王、Jigme Singye Wangchukは、1972年に王位を継承し近代化発展ののプロセスを加速させました。道路、橋、学校、病院、電話設備、エネルギーの基盤をを作り、驚くべき業績を遂げました。

1865年 イギリスと衝突、興和条約により南部のドゥアル地方がイギリス領となる。
1907年 現王朝の初代国王が即位。
1910年 イギリスとの間にプナカ条約を調印し、関係を強める。
1947年 インド独立とともに、独立国として認定される。
1972年 国連加盟
1974年 国王ジグメ・シンゲ・ウォンチュック戴冠
2008年 11月ジグメ・ケサル・ナムキャル・ワンチュック国王戴冠
2008年 民主化を目指してにニ院制議会を設立し、立憲君主制をとっている。

ブータンの国旗

ブータンの国旗は斜めに2つの部分に分かれてた長方形です。上の黄色は国王の世俗的権威を表しています。下のサフランオレンジは、カギュー派の宗教的修行と精神力を表しています。真ん中に描かれている宝石を爪で掴んでいる龍は国名を表し龍の身体の純白は多言語、多民族からなる国民の国家に対する忠義心を表現しています。